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逆転の発想

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今回は4日間の滞在だが北側の屋根の造作が中心で、1日12時間以上の大工仕事の大半は屋根の上での作業となる。

屋根から落ちないようにしながら足場の悪い所で、時には無理な体勢で釘打ちをしたりしているので足が攣りそうになったり、体中筋肉痛になりながら老体を騙し騙し使っている。

ギャラリーのオープンを1年延期したことで改築の優先順位が変わった。
最初はとにかくギャラリーの部分だけを何とか絵が飾れるようにと思って進めていたが、北側の屋根全体がひどく痛んでいるのが分かったので、屋根を全面的に直してその下にあるキッチン、洗面所、トイレとギャラリーの北側部分から始めることにした。

どうせ屋根を直すなら野地板を張り替えて元のようにスレート瓦を載せるのではなく、思い切って高窓や天窓を付けようということで大掛かりになってしまったのだが、ちょっと普通ではない天井になったのは屋根が傷んでいたからであって、無傷だったらなかなか思い切ったことは出来ないだろう。

順調でない時、何かに突き当たった時に考え、そこでよりよい解決策を見つけるという「逆転の発想」が大事だといつも思う。カザンの人生もこれからが逆転の時期である。

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今回はキッチンの上に天窓を作ったり、外壁を張ったりいろいろ細かいところをやったのだが風が強く、作業を急いだので写真はあまり撮らなかった。

上の写真はキッチンの上の天窓からその西側のサロンの北側部分の天井である。右側の白い壁までが元の天井の高さなので1.5倍ぐらい高くなり、自然の光が多く入るようになった。キッチンは明るく居心地の良い場所であらねばならない。

下の写真はサロン(ギャラリー)の方からキッチンに向かって天井を眺めたところ。

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フランスではほとんどVeluxの天窓が付いているのでフランスの会社かと思っていたが、デンマークが本家のようだ。

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開閉が出来、ペアグラスで気密性も抜群の優れものだが、カザンのはアルミサッシの窓ガラスを利用したもので開閉は出来ず、断熱効果も無い。

天井の上部に夏の換気のための三角小窓を付けるが、実際のところ熱さ寒さの影響はどうだろう?キッチンは狭いので暖房は小さなストーブで何とかなると思うが、暖かい空気が出てくる穴とも近いのでそれを利用する地熱暖房もありかなと考えている。また隣のギャラリーには暖炉をつけるのでギャラリーとのドアを開けておけばキッチンも暖かくなるだろう。

天窓から見える草屋根は外壁のところまでにカットし、野地板を支える垂木を中間部にもう1本増やし、梁から支柱を立て、さらに梁は補強して強度を増し、水を含んだ土の重量に耐えられるようにするのでまだまだ草屋根の土入れは出来ない。

屋根の上での仕事は気を使い体もだが神経が疲れるので時々気分転換に庭の作業もする。現在はテラスへの通路と家の北側へと通じる小道の整備をしている。

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少しずつ積み上げていた東側の道路沿いの花壇も駐車場のところまで土を入れ、植物もいろいろ配置した。冬なので葉も無く花も咲いていないが、園芸店で求めた白い八重のクリスマスローズだけがひっそりと咲いている。開花苗なので咲いているが自然のままだったらまだ咲くには早すぎるだろう。毎朝霜が降り、池の水溜りには氷が張っているので伊豆高原駅の辺りより3度ぐらいは低いようだ。駅の辺りは雨でも家の近くは雪になることが多く、標高は225メートルぐらいだろう。

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階段の上の方には蔓バラを2本植えた。アッシュ ウェンズディ Ash Wednesday の隣には南大沢の園芸店で見つけたクレマチスのヴィチセラ系アルバ・ラグジュリアンス Alba Luxurians を植えることにする。

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このクレマチスはイギリスのシシングハースト城のホワイトガーデンで咲いているのを見て以来憧れている。(上の写真)

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2本目はファイルヒェンブラウ Veilchenblau (ブルーランブラー) で上のアッシュ ウェンズディ とでアーチを作る予定だが、日本でバラを育てた経験が無いので果たしてうまく育てられるだろうか?

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東京に戻る17日の朝、伊豆高原駅まで歩くことにした。桜のトンネル通りで見つけたのは、2階の屋根の上のガラス張りの見晴らし部屋。最近は他の家の屋根ばかり見て歩いているが結構天窓は多く見られる。

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伊豆急線、伊東線、東海道線を乗り継いで小田原から小田急線で東京に向かうが、小田原、新松田間で富士山が見える。

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次回は21日から11日間の予定である。