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屋根の修理

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北側の屋根に天窓を作った時、屋根のスレート瓦を支えるベニヤの野地板が完全にダメージを受けているのがわかった。このまま室内の天井を張っても、すぐに全面的に改修しなくてはならなくなるのは明らかだ。それならばまだ天井が無い今の方が作業がしやすく、また雨の少ない今の時期が絶好の機会なので屋根の修理を優先することにした。

屋根の野地板がダメになった原因は屋根の頂上部(大棟)からの雨漏りに加え、長年の結露によりベニヤの接着部分が剥がれ、強度が全く無くなってしまったことが考えられる。幸いスレートはそれ程損傷が無いので何とかなってはいるが、スレートを止める釘は効いていないので強風で瓦が飛んでしまう可能性はある。この家は眺めが良い分海風が吹き上がって来るし、冬は天城山から強風が吹き降りてくるので、都会の一般の家より2倍の強度が必要となるが、ごく一般的な水準なので35年が限度だったのだろう。

これも天井を取り外さなければ屋根裏は暗くて気付かなかったことなので、ぎりぎり間に合ったのは幸いと考えるしかない。
改修は手軽なベニヤ板を使用せず、全てムクの木で頑丈に作るため、時間も費用もかかるので来年の5月までにギャラリーを完成させるのは不可能になった。
5月の伊豆高原アートフェスティヴァルに参加するつもりだったが、止む無く1年延期し、2018年からの参加とすることにした。

また内装に関しても多くの変更があり、アンティークのドアや窓が届いてみると、傷などの補修にも時間がかかり、テラス部分も予定の3倍の広さにすることにしたので膨大な仕事量になってしまった。
庭も含めれば再来年の5月でもまだまだ未完成な状態だが、取りあえず建物の内装部分は何とか形になるだろう。

当初はギャラリーとしてオープンする予定で、《ギャラリー・カザン》の名称を考えたが、もう少し多目的な空間にしたいと思うようになった。そこで名称を Salon des Fontaines 《サロン・デ・フォンテーヌ》とし、ティールーム&ギャラリー、シャンソンや室内楽のコンサートなどを催し、会話を楽しむサロンにしたいと思うようになった。テラスを広くするのも自然の中でコーヒーを飲んで憩う場にするためだ。

「フォンテーヌ」とは泉とか噴水であり、ここに泉があるわけではないが、池を5つと噴水も作るので的はずれではないでしょう。しかし何よりも、泉のようにフレッシュなものが湧きいずるイメージを大切にしたいと思う。

また準備が出来次第アンティークの家具や雑貨なども販売したく、近くホームページにアンティークのページを作る予定である。

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天窓

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今回は3日間の滞在なので、たいしたことは出来ない。

寝室として使っていた和室の押入れだったところは廊下にして西側の壁を崩し、通用口にするつもりだったが、通用口はキッチンに作ることにしたので、廊下の突き当たりは棚とステンドグラスの窓にすることにした。

下は床のベニヤを張る途中の写真だが、発泡スチロールの断熱材を使用して床下からの冷気を遮断した。ベニヤは2重に張るが、歩く部分は十分すぎるぐらいに横木を渡した。

左側は押入れの戸の裏側が見えている状態だが、これから壁と寝室へのドアを作ることになる。右側の壁の後ろは浴室だったがトイレに改装し、現在のトイレは壊して洗面ルームを広くし、風呂はキッチンの窓の下あたりにシャワーと露天風呂を作ることになる。

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ギャラリーの北側の元のキッチンの一部をギャラリーと続く小さなスペースを作り、正面は出窓を作るのだが、風呂場の梨地の型板ガラスのサッシを利用して天窓を作ることにした。空は見えなくなるが透明ガラスより柔らかい光になるだろう。

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設置はそれ程大変ではないが、天窓は雨漏りがしやすいのでビニールの防水シートを使った。

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防水シートを抑えるためにスレート瓦を2重にしたため、コンサヴァトリーの屋根に利用しようと思ったスレートが足りなくなった。
そこでコンサヴァトリーの屋根は防水シートを張って、エリゲロンなどの植物の生育する屋根にすることにした。

そのためには土が流れなく、強風に飛ばされないようにしなくてはならない。
第一にハンギンクバスケット用のヤシマットを使う方法を考えたが、ルーバーラティスと目の粗いプラスティックのネットを土止めに使って実験してみることにした。木製のラティスは耐久性に問題があるが根が張って絡み合ってしまえばラティスが腐っても多少の補強で持ちこたえるようになるだろう。

この方法がうまく行けばダメージのひどい北側の屋根は全面ワイルドフラワーの屋根にし、北側に位置しているトイレ、洗面ルーム、キッチンにも天窓を作り、北側の屋根で成果があれば西側、東側、南側の屋根も同じようにする。

三鷹から吉祥寺に向かう右手に見えるスタジオ・ジブリの屋根一面に雑草が生えているが、ギャラリー・カザンの屋根も同じような草屋根になるだろう。

スタジオジブリの草屋根の写真のページ 

ノルマンディー地方の貸別荘に一夏滞在した時、ほとんどの茅葺屋根の上にジャーマンアイリスが植わっていた。どうして?と聞くと、ジャーマンアイリスの根で屋根頂上部(大棟)がしっかり固定されるとの事だった。

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確かに乾燥に強く、多肥を好まない太い根のジャーマンアイリスはうってつけの植物だろう。ということでカザンのルーフガーデンのリストに加えておこう。

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下の写真は12月20日の日の出。筋交いの隙間の三角出入り口とその上の通風窓は開閉可能な扉で塞いだので取りあえず雨漏りの心配は無い。ここはガラス張りで太陽が出ればとても暖かくなるので暖かい空気を換気扇と通風管を使って下のキッチンへ送り込むことにする。

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今回は3日間の作業だったが、24日から1月5日まで約2週間伊豆に滞在するのでどこまで進むだろうか?次回は1月7日更新の予定。
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コンサヴァトリーの続き

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西側のルーバー窓を取り付けたところ。この窓はトイレの壁を壊して窓を外した。だから今はトイレの窓は無いが、訪れる人は居ないので問題ない。

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普通のところに取り付けるのならさほど難しくないだろうが、斜めだらけのところに取り付けるのは相当厄介で随分時間を取られてしまった。

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少しずつ壁を作って行く。取りあえず何とか張り終わったけれどこの外側にもう一つ壁が出来る。

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プラスティックの波板の上に板を渡して行く。しかし中央部の釘打ちは手が届かない。かといって屋根のそのまた屋根に乗るのはちょっと怖い。ということで脚立を斜めの屋根に置いて足をかけ、屋根の縁にお腹を載せて、ほとんど逆さに這いつくばって釘を打った。誰も写真を撮ってくれる人が居ないのだが、足を中に浮かせながら作業をしている写真を見たらきっと笑えただろう。

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日が暮れる頃には何とか全部張り終えたが不自然な体勢でハンマーで釘を打つのは疲れる。

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これで雨漏りはしないのだが防腐剤の塗料を塗ったとはいえ、木はすぐに腐るのでこの上に防水シートを張り、外したスレートの瓦を載せようと思う。

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屋根の下は筋交いで補強し、発泡スチロールの断熱材を入れ、ベニヤで天井を作り、壁紙を張ることになる。アクセサリーとして小さなアンティークのランプシェードを取り付ける予定。

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東側には窓は作らないのだがカザンは左の三角の隙間から屋根に出入りしているので全て塞いでしまうと、今度は地上から梯子でを使って屋根に登らなければならなくなる。だから頭や手で押すと開くような、つまりネコ扉のようなものにしたら良いかもしれない。

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朝は霜が降りるほどの寒さが続いたが、朝早く北側の瓦礫の間から湯気が上っているのが見えた。ここは池に使う石を掘り出している場所なのだが、この湯気はどこから来るのだろう?手を差し伸べるとほんのり暖かい。ひょっとして温泉の源泉があるのだろうか?だとしたら一攫千金、温泉を掘り当てなければ!それともマグマのせい?この家は伊豆七島から大室山、箱根に至る火山帯の真上にあるのだから、もしかしたら爆発して家ごと吹っ飛んでしまうのかも知れない。カザンが火山を呼んでしまったのか?いや、こちらから来たのだが・・・・・

二日続けての現象だからこれからもずっと続くのだろう。円筒のようなものを使ってこの熱を暖房に使えないだろうか?そのうちもう少し掘り下げてみよう。
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コンサヴァトリー

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コンサヴァトリーとはガラスで覆われた空間で、ヨーロッパで冬の寒さから植物を守るのを目的に作られたいわゆる温室のようなものが原点ではないかと思う。フランスではオランジュリーというのがあり、寒さに弱いオレンジの木を冬季の間保護するための建物である。・

イギリスでコンサヴァトリーでアフタヌーンティーを飲んだりしたが、実に気持ちの良い空間で憧れだが、施工費抜きで150万円ぐらいからかなと思う。
そんな予算は無いので目的は違うけれど、ガラス張りのスペースを自分で作ってしまえということでホームセンターで木材や釘などを買って来た。ガラスは現在のアルミサッシの窓を利用するので木材、防水シート、防腐剤ペイント、プラスティック波板、断熱材などで5万円で出来そうだ。

ではどこに作るかというと屋根の上である。だから天窓でもあるのだが、部屋とは言えないまでもお茶を飲んだり絵を描いたり、日光浴をしながら昼寝をしたりと多目的に利用できるのでただの天窓とは違う。しかし最大の魅力は海の眺めだ。伊豆大島、利島、新島、神津島、三宅島が見える。

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21日から伊豆に滞在したが、24日は《アミカル・ド・シャンソン》の例会なので東京に出るのと天気が下り坂なので屋根の工事は25日からすることにした.。

24日は朝から霙交じりの寒い日で、小田急線に乗ると雪景色だった。市ヶ谷に着いた頃はほとんど雨も止んでいたが、夜遅く伊豆に戻り、翌朝大室山を見たら白くなっていた。カザンのところは標高220メートルくらいかと思うが雪は無く、岩は霜で白くなり、一輪車にたまった水に氷が張っていた。

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さて現在の屋根はいわゆるスレート葺きの平凡でシンプルな屋根である。この一番高いところにガラスのサンルームを作るのだが、頂の部分のトタンの覆いの「棟板金」の下の木材が傷んででいるのではないかと思われたので、そのまま放置しておくと雨漏りになり、梁が腐食しては大変だからその予防措置という事もあった。

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屋根を頂上の部分から壊し始めると、はやりトタンの下の木は相当痛みがひどく、このままでは台風の時に棟板金が飛んで雨漏りすることが間違いない状態だった。台風の最中には屋根に登れないから、台風が去るまで屋根から落ちてくる雨水と戦うしかないだろう。ここは海からの風が吹き上がってくるので風は相当に強い。何せ築35年だから、いろいろ傷みはあるのだが基本はしっかりと作られているのが解体してわかった。工務店が良心的で大工さんの腕が良かったのだろう。手抜きが無く、それだけに壊すのが大変だった。

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スレートを取り外し、ベニヤの野地板を壊すのだが、ベニヤがかなり痛んでいる。それは雨漏りのせいではなく、結露のせいだということが分かった。一番ベニヤ板が痛んでいるのは北面で、特にキッチンと浴室の上がひどい。内部の暖かい空気が冷たい屋根裏に触れて結露するのだと思う。しかし野地板の下の垂木は腐食していないのは幸いだった。

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梁は取れないけれど垂木は切断した。この部分は屋根が無くなるのだから、それは問題ない。垂木を外し、屋根に大きな穴が開いた。次に問題なのは、強風と雨と夏の日差しである。前にも書いたが風はとにかく強いので台風の時もびくともしないものを作らねばならない。そのためには筋交いとカスガイが重要だ。釘だけでは弱く、飛ばされてしまうのでなるべくネジにしてカスガイを多用する。

ガラスは現在使っているアルミサッシの窓やガラス戸を利用し、枠がしっかりしているので側面からの強度は問題ない。問題は風圧にガラスが耐えられるか、そして風圧により木組みが壊れないかという点である。
台風の季節にはまだ間があるので夏までに、風圧によるガラスの破損を防ぐための雨戸を取り付けるようにするが当分は問題ないだろう。

雨漏り対策には窓の下の部分にトラックの荷台を覆うための防水シートをカットして四方に張った。シートは太陽光などで劣化するのでスレートや木材で完全に覆われることになる。

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作業は屋根の上と天井の上に作られた廊下でするのだが、高所の作業なので、地上のような訳には行かず、落下しないように慎重に進めるので、地上の倍ぐらいの時間がかかってしまう。屋根から落ちたら怪我をするのは間違いなく、落ちても誰も気付かないだろうし、死なないまでも身動きできずに何日も過ごすなんて事にもなりかねない。

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第1枚目の窓を取り付けたところだが、一畳分のサッシ枠を脚立で屋根裏廊下に一人で上げるのが大変だった。とにかく重いし、斜めにしないと狭い場所を通らないしで、力を振り絞って屋根まで持ち上げた。設置するに当たっても風のない時を待ってすばやく行わねばならない。まだ支えも無く、かろうじて1箇所で支えられているので、強風が来たら飛ばされてしまう。

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アルミサッシの戸は全部で4枚と換気のためのルーバー窓を1枚使うのだが、水準器を使いながら何とか垂直に取り付けた。屋根の上で垂直に取り付けるというのは結構難しく、かなりの時間を費やすこととなった。

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下はプラスティックの波板が置かれているところだが、最終的にはこの波板は全く見えなくなる。この屋根はどこからも見えないのだが、プラスティック波板は直射日光で風化し、強度が無くなるのでこの上に板を張り、更にその上にスレートを載せる予定である。

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まだまだ途中なのだが東京での仕事があるのでとりあえず雨漏りしないように屋根を波板で覆い、一部は板を渡した。
東京に戻る12月1日の朝は強い雨が降ったが、雨漏りのチェックが出来たのは幸いだった。

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屋根の上から見る朝日は大島の東寄りから昇る。冬至の頃は大島から昇ることになるのだろうか?
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